ソーシャル防災とは、災害時に必要な情報発信・情報収集をSNS上で行う試みのことです。ソーシャル防災は地震予想アプリと同様に、災害時に多くの人の命を救うことになる可能性に満ちた試みだといえるでしょう。
私たちの生活にインターネットが浸透している現代では、情報収集に対するアプローチも以前と大きく異なっています。特にSNSの活用範囲は広く、近年では「ソーシャル防災」と呼ばれる試みが注目の的です。
ソーシャル防災とは、FacebookやTwitterなどに代表されるSNSを活用し、防災に関する情報発信・収集を行う試みのことです。インターネットを使用できる環境であれば、誰でも使用できるSNSは災害時における情報発信・収集に適しています。
SNSの有用性に多くの方が気づくきっかけとなったのが、2011年に発生した東日本大震災です。電話がつながらない状況の中で、SNSを使用した情報発信・収集が大活躍しました。
現在のようにソーシャル防災が注目されるようになった背景には、以下のような理由が挙げられます。
ソーシャル防止が注目されている理由としてまず挙げられるのが、情報の即時性です。SNSでは情報をリアルタイムに確認でき、発信した情報も即座に公開されます。今起きていることをすぐに伝える・知るためには、SNSは非常に優れたツールなのです。
さらに、SNSの高い拡散力も災害時のツールとしては適しています。救助を求めている方や、有益な情報を多くの方に伝えたいときなどの情報発信ツールとして、SNSは適任なのです。
電話は災害時に安否確認などで使用されているツールとして挙げられますが、災害時には多くの方が一斉に電話をかけることから、通信が混雑になりつながりにくい状況が発生します。
また、テレビも重要な情報源ではありますが、停電によって確認できなければ全く活用できません。そこで災害時の情報収集や安否確認の手段として使用されるようになったのが、SNSです。
実際のSNSの活用方法としては、どのようなものが考えられるのでしょうか。主な活用方法として考えられているのが、以下の3つです。
活用方法としてまず考えられるのが、防災情報の発信です。近年では、全国の自治体の半数以上がSNSで情報発信をしており、首長が個人のアカウントで情報発信をすることも増えています。政府関係機関や自治体が防災情報を発信することで、一般の方たちは信頼できる情報を即座に受け取ることが可能となるのです。
防災情報の収集も、重要な活用方法に挙げられます。大雨や台風の情報など、現地の方が発信することで、多くの方が最新の被害情報をタイムリーかつ無料で知ることが可能です。テレビやラジオなどと比較して圧倒的に鮮度の高い情報を収集できる点は、SNSの大きな利点となっています。
近年注目されつつあるのが、SNSを活用した防災・減災の試みです。SNSに集積された情報をAIが分析し、避難情報に役立てます。すでに訓練レベルで実施がスタートしており、今後被災者救助などに活用される可能性があるかもしれません。
インターネットが欠かせない現代では、SNSを情報源としている方も増えています。SNSの活用が世に広まる中で、「SNSを防災にも活用しよう」という試み「ソーシャル防災」に多くの注目が集まっているのです。
ソーシャル防災とは、SNSの即時性や誰にでも使える・使いやすいという特性を防災に生かす試みのことをいいます。
SNSは、情報の発信・収集を行うツールとして優れています。すでに多くの自治体がSNSアカウントを持って情報発信を行っており、万が一の際の信頼できる情報源として認知されてきています。
ただし、新型コロナウイルス感染症が流行した際にSNS上では少なからず誤情報が出回っていたため、情報は必ず精査してください。
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会社名 | 株式会社地震科学探査機構 |
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英語表記 | JAPAN EARTHQUAKE SCIENCE EXPLORATION AGENCY(JESEA) |
設立 | 2013年(平成25年)1月17日 |
住所(本社) | 〒107-0062 東京都港区南青山3丁目14-13 ツイン南青山201 |
事業内容 | 地震予測事業 / 情報配信事業 |
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