【地震予知アプリ】日本で地震が多い原因とは？

地震が起きる仕組みとは？

地震は地下深くで発生する自然現象であり、現在の科学技術では、地震の震源や発生源を直接観測する手段はありません。そのため、地震の起きる仕組みについては現在においても仮説であり、すべてが科学的に解明されているわけではありません。

今回は、現在の日本で一般的となっている仮説のひとつを見ていきましょう。

地震が起きる仕組みの前に地球の構造について見ていきます。地球は、1つの大きな丸い岩で形成されているわけではありません。地球は、「大陸プレート」と「海洋プレート」の2種類のプレートが何枚も重なって球体となっています。

海洋プレートは大陸プレートより重いことから、海洋プレートは大陸プレートの下に入り込みます。入り込む速さは1年間で数センチですが、この数センチの圧力によってプレートに歪みが大きくなっていき、限界に達した時点でプレートが割れたり大きく動いたりします。これらの現象が地震です。この理論はあくまで仮説であります。

地震は、1度起きたら終わりというわけではありません。1回の地震で一旦歪みはなくなりますが、常にプレートは動き続けるため、再度歪みが溜まったタイミングで起きます。

日本で地震が多い理由について

日本の国土面積の割合は地球上の0.25％ほどしかありませんが、世界で起こっているM6以上の地震の約20％が日本で起こった地震です。理由として、日本列島は太平洋プレート、ユーラシアプレート、フィリピン海プレート、北アメリカプレートの境界線の真上に位置しているためです。このことからも、日本国民は非常に不安定な場所に住んでいることがわかります。

また、海側のプレートと陸側のプレートとの境界部で起こるのが「海溝型地震」です。2011年の東日本大震災がまさに海溝型地震です。海溝型地震が起きたことで海面が大きく変動し、大きな津波を発生させました。

また、日本の陸域でおこるのが「内陸型地震」です。1995年の阪神淡路大震災と2016年の熊本地震は、この内陸型地震に分類されます。活断層が動くことにより地震が起きるという仮説がありますが、科学的には証明されていません。

このように、日本で地震が多い理由としては、4つのプレートに囲まれているためなのです。

ちなみに、日本のように地震の多い国もあれば、逆にほとんど地震が起こらない国もあります。地震が起こらない国としては、フィンランドやフランス、オーストリアなどが挙げられます。

これらの地域は地震が起こる可能性が低いため、レンガ造りの建物が多くなっています。また、建築の基準も厳しくないことから、地域特有の街並みが昔からずっと続いているのです。特にフィンランドは、最近核の最終処分場でも注目されています。

地震が多い日本であれば、レンガ造りの建物は地震によって崩れてしまう可能性が高いでしょう。

地震がほとんどない地域はうらやましいですが、地震を多く経験しているからこそ、災害時の対策がしっかり取れるというのが日本の強みではないでしょうか。地震予測できるアプリも様々あり、特にJESEAの「MEGA地震予測」は地震時の情報源や対策として有効的に活用できます。有料アプリではありますが、独自の予測方法から地震の細かい予測が可能です。ぜひ一度公式サイトをご覧ください。