【地震予測】今後大型地震が発生した際に備えたほうがいいこととは？

南海トラフ地震が発生したらどうするか

かなりの揺れを感じるはずなので、まずは身の安全を確保してください。家の中にいるのであればテーブルの下に隠れたり、火を消したりします。

屋外にいる場合は窓ガラスから離れて、鞄などで頭を守ってください。揺れによって窓ガラスが割れ、破片が降ってくる可能性があるからです。

ただし、震度7になるとテーブル自体が飛んで行ってしまうこともありますので注意してください。

車を運転中の方は急ブレーキを踏まず、徐々にスピードを下げて車道の左側に寄せて停車します。揺れがおさまるまで車外には出ないでください。

避難するタイミングを把握するには

まずは身の安全を確保します。周囲に窓ガラスの破片が散乱していないか、倒壊しそうな家具は近くにないかなどを確認して、すぐに逃げられるようドアを開けてください。

次に避難情報が発令されていないか、地震情報の有無を確認します。避難するタイミングに迷った際は、南海トラフ地震臨時情報が便利です。

南海トラフ地震は範囲が広く、九州地方から東海地方にかけて大きな揺れが予測されています。この範囲の広さゆえに、地震発生から被害が生じるまでのタイムラグが発生するケースも考えられるのです。

南海トラフ地震が起こった際は、その他の地域でも大きな揺れが発生する可能性があります。つまり地震情報を素早く入手することで、次の地震を高確率で予測できる確率が上がります。

南海トラフ地震では一つの地域で地震が起こると、ほかの地域でも連動するケースが少なくありません。しかし、すぐには連動しないケースも考えられるため、南海トラフ地震臨時情報が有力な情報源になるのです。

南海トラフ地震の情報としては、以下の2種類の内容が発表されます。

• 南海トラフ地震臨時情報
  南海トラフで普段とは異なる現象が観測され、地震と関連するかを調べている状態。または観測結果を発表する状態。気象庁より発表。
• 南海トラフ地震関連解説情報
  観測された異常な現象の調査結果を発表した後の状況の推移等を発表する場合。気象庁より発表。

内容によっては避難指示が出されるケースも考えられるので、速やかに指示にしたがってください。また自主的に避難を行う場合は、どの避難所が利用できるのかを確認しておくとよいでしょう。

家庭での備え

南海トラフ地震の影響は長期化すると予測されます。避難所での物資は不足、遅れが生じる可能性も考慮して、自分で備えておく必要があります。また被害を最小限に抑えるため、家屋においても地震対策をしておくと安心です。

備えとしての一例は、以下のとおりです。

• 3日分以上の非常食や水、非常用トイレを常備する（推奨は1週間分）
• 家具の倒壊を防ぐため、家具と壁を鎖で固定する
• 避難場所の経路を確認しておく
• 携帯ラジオを準備し、最新情報を把握できるようにする

また、大規模災害が起こるとデマが飛び交う可能性もあります。正確な情報を入手して、デマに惑わされないようにしてください。

JESEAで開発した地震予測アプリのMEGA地震予測では、地震の前兆情報をスマホに送信します。エリアごとに地震の警戒レベルもわかるため、地震の備えとして有効です。地震の備えとしてアプリの導入を検討してはいかがでしょうか。