日本では年間3,000回以上の地震が発生しています。地震予知は難しいとされていますが、人工衛星を使って地表の動きを観測し続けるアプリであればピンポイント予測を行うことも可能でしょう。
日本は地震大国と呼ばれており、マグニチュード6.0以上で限定すると、世界中で起こる地震の約20%は日本で発生するといわれているほどです。
日本列島は、世界でも珍しく4つのプレートの集まる地点に位置しています。そのため、体感できない揺れも合わせると1年間に3,800回程度起きているとされています。
いつ地震が起きるのか知ることができると備えられますが、地震の予知はできるのでしょうか。
さて、地震が発生する仕組みについては、現在においてもあくまで仮説であり科学的には証明されていません。地震は地下深くで生じる複雑な自然現象であり、現在の科学技術では、地震の発生源(震源)を直接観測する手段が存在しないためです。
地震には、海域でプレートの境目で発生するものと、陸域の直下で生じるものがあります。
プレートの境目で発生する地震では、海のプレートが陸のプレートの下に潜り込むように引きずり込まれ、それに耐えられなくなるとプレートが割れたり大きく動いたりします。その衝撃が地震となり、津波が発生します。
一方、陸域で発生する地震は岩盤が引っ張られたり押しつぶされたりして大きな力が加わります。それにより地層や岩盤に亀裂が入り、その衝撃が地震となります。
地震が発生する際、「マグニチュード」と「震度」で地震の大きさを表します。
マグニチュードとは、地震が出すエネルギーの大きさのことで、地震の規模を表す単位です。震度は、各地域の揺れの大きさを示しており、地震の規模を表すマグニチュードが大きくても、震源地から離れると震度も弱くなります。
地殻やプレートの動きを目視で確認できるわけではないため、地震の予知は非常に難しいとされていますが、地表や大気の動きを観測し続けて地震につながる前兆をとらえたり、過去のデータから地震活動の推移を予測することは可能です。
実際に、2011年に発生した東日本大震災(東北地方太平洋沖地震)の発生時には、27本の新幹線が運行していましたが、新幹線早期地震検知システムによって地震発生を検知し、実際に揺れ始める前に減速して新幹線を緊急停止することができました。それにより、1本の1両のみが脱線しただけで乗客全員怪我もなく無事だったとされています。
しかし、「〇月△日の19時に□で最大震度6強の地震が発生する」というような具体的な予測は立てられません。多くの方が知りたいのは、甚大な被害をもたらす大地震の予知です。大地震も、発生の予測は立てられていますが、いわば天気予報と同じような精度で具体的な内容を特定することは、少なくとも現在の技術では難しいといえます。
地震の予知を正確に行うことは現時点では難しいですが、ある程度の範囲と規模を絞れば条件によっては予測できます。
地震は多発する地域と起きにくい地域があります。この特徴を活かして、過去に地震が多発した地域を重点的に調べることで、将来どの程度の地震がどれくらい発生するのかをある程度予測することは可能です。
この予測方法は、地震が実際に発生した数と、予測した数を比較して確率を算出し、統計学的に検証していきます。具体例は以下のとおりです。
この予測方法と検証実験は、日本をはじめニュージーランドやイタリアなどでも行われています。検証結果から実際の地震活動の推移を予測できるのか、日々実験が行われているのです。
JESEAが開発した「MEGA地震予測」は、人工衛星を使い、絶えず動き続ける地表や大気を観測し続けています。それによってピンポイント予測が可能となり、そのピンポイント予測の的中率は70%以上を誇ります。(2022年7月現在)
有料メールマガジンの総合ランキングにもランクインしており、多くの方の防災に役立っています。
これまでの地震予測といえば、過去のデータから未来を予測するようなものでした。そのため正確性に欠けていたのが実情です。
「MEGA地震予測」では、これまでは全く異なる新しい方法で地震を予測します。人工衛星を使い、地表や大気の動きを観測し続けることにより、異常変動を検知し地震を予測するのです。
地殻変動解析、ダイナミックAI解析、ミニプレート解析、搬送波位相解析、気温計解析、インフラサウンドの検知、地磁気の観測、衛星画像解析など約10とおりの観点から総合的に判断して地震予測を行っています。
また、その結果ピンポイント予測も可能となり、ピンポイント予測は70%以上の高い的中率を誇ります。(2022年7月現在)
地殻変動解析に利用している国土地理院が全国に約1,300点設置している「電子基準点」では、人工衛星から発せられる信号を測定しています。最近の「MEGA地震予測」では、「電子基準点」データだけではなく、前述のデータも利用・解析することで、地震の前兆(地表の異常変動)を捉え、地震を予測しています。
地震は、備えておくことで被害を抑えられます。地震大国と呼ばれる日本だからこそ、地震に慣れてしまうのではなくしっかりと防災意識を持って生活することが大切です。地震に備える意識づくりのスタートとして、「MEGA地震予測」を活用してください。
会社名 | 株式会社地震科学探査機構 |
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英語表記 | JAPAN EARTHQUAKE SCIENCE EXPLORATION AGENCY(JESEA) |
設立 | 2013年(平成25年)1月17日 |
住所(本社) | 〒107-0062 東京都港区南青山3丁目14-13 ツイン南青山201 |
事業内容 | 地震予測事業 / 情報配信事業 |
URL | https://www.jesea.co.jp/ |