JESEA Blogではこれから先、
いつ起こってもおかしくはないといわれる大地震に対し
今から備えるために、避難や防災に役立つ知識をご紹介しています。
今回は、災害時に備え、準備しておきたいアイテムの中でも
過去の震災や避難経験から
「役に立った」「実際に使って便利だった」
という声の多かったものを中心に紹介していきます。
基本の防災グッズや備蓄を揃えた後、
ご自身の生活習慣や体質に合わせて
今回紹介するものの使用を検討してみてください。
今回は防災・避難グッズのなかでも
防寒・暑さ対策に役立つものを紹介します。
防災グッズや備蓄の中身は
どの季節にも対応できるようにしておくか、
季節の変わり目ごとに内容を見直すようにしましょう。
衣服の衣替えの時期にあわせ、
防災グッズの内容も見直すと安心です。
暑い時期に必要な防災グッズ
瞬間冷却パック
衝撃を加えると冷えるタイプのもの。
使い捨てができて便利。かさばらない程度の量を揃えるとよいでしょう
虫よけスプレー、かゆみどめ
停電した場合、エアコンが使えなくなることから
窓を開ける場合もあります。
その際、虫刺されが発生する可能性も高いため用意しておくと安心です。
ドライシャンプー、汗拭きシート
水道やガスが復旧するまでの間は
入浴することが難しくなるため
入浴できない不快感を軽減するものがあると便利です。
ドライシャンプーは使い方や使用感の確認も含め、
普段から数回は使用してみることをおすすめします。
避難生活はストレスが多いため
少しでも不快感の少ない、快適なものを選ぶことが重要です。
塩飴、塩分タブレット
熱中症を予防するため
水分を補給すると同時に塩分を補給することが重要です。
災害時は食料の不足や栄養の偏り、
睡眠不足やストレスから熱中症になりやすい環境となるため
こまめに塩分と水分を補給できるよう備えておくことをおすすめします。
扇子、うちわ、帽子
電源がなくとも活用できる扇子やうちわも
余裕があれば備えておくことをおすすめします。
防災用に準備するなら、折り畳み可能なうちわがおすすめです。
また、強い日差しを浴びることによる
日焼けは極力避けたほうがよいとされています。
日焼けは皮膚のごく表面で発生する火傷といわれており
回復には体力を消耗するため、
炎天下での行動は避け、帽子などを着用することで日焼けを防ぐことも大切です。
日焼け止めも使用したほうが日焼けは防げますが
日焼け止めを落とす際には
石鹸やクレンジング剤が必要となるケースが多いため
水道が止まっていることの多い災害時では、
使用後、綺麗に洗い流すことが出来ません。
そのため、日焼けで体調を崩す体質などで
日焼け止めを使用する必要のある方は
携帯性に優れたクレンジングシート(シート式のメイク落とし)を用意し
必要に応じて日焼け止めを落とし、塗りなおすことのできる状況を
確保できると安心できます。
日焼け止めを使わず、日差し対策だけで充分という方は
軽量で折り畳みのできる帽子や
UV対策の施された長袖の衣類等を活用し
木陰や屋根の下に移動する等で
強い日差しを避けるようにしましょう。
寒い時期に必要な防災グッズ
寒い時期は、可能な限り携帯性に優れた
軽く暖かい厳冬期用の防寒着を用意できると安心です。
防寒着以外にも、
備蓄として非常用電源を確保しておくと
電気カーペットや電気毛布など
電気製の製品が使用できるため
可能であれば、ソーラー式や蓄電式で
容量の大きな非常用電源を用意できるとよいでしょう。
他にも過去の災害体験記などから
「あってよかった」という声の多かった
寒い時期に必要な防災グッズを紹介します。
アルミブランケット
薄いアルミでできたブランケットです。
キャンプグッズとしても活躍するもので、
非常に軽量かつコンパクトに収納できるにも関わらず
保温性が高く、一枚羽織るだけで寒さを軽減することができます。
ショールやストール
東京都の発行した『東京防災』でも推奨されています。
ショールやストールで首元を覆うことで防寒対策になるほか
塵などの吸い込みを軽減することもでき、
いざというときには止血にも活用できるため便利です。
備蓄として用意するというよりは
普段持ち歩いている鞄などに
一枚入れておくと、外出先で被災した際にも便利です。
段ボール
避難所や在宅避難での防寒対策に便利です。
床に敷くと断熱・保温効果があるほか
窓と床の隙間などを段ボールで塞ぐと
窓からの冷気をある程度カットすることが出来ます。
寝袋や毛布、カイロ
種類が多くあるので、同じものでも防寒性が高く
コンパクトで場所を取らないものを選ぶようにしましょう。
また、体格に合っているかどうか
寝心地は快適かどうかも
余裕があれば確かめておくとよいでしょう。
今回は、主に暑さや寒さへの対策について説明しました。
次回は水や食料、衛生品などで
揃えた方がよいものについて説明していきます。